32éme

2024/02/16(金)

0時2分
1月16日に群馬大学医学部附属病院に入院してから
一ヶ月が経った。

手術後18日間滞在し、あさくらクリニックにリハビリ転院。来週退院するンだけど、ゆくゆくは井上病院にリハビリ通院することになる。
手術してくれた主治医の先生は、井上病院で診察も請け負っている。先週はあさくらクリニックにも診察で来院。私は常に主治医の先生から目の届く場所で安心できる訳である。県内に限らない関東近県の病院では、群大病院繋がりの先生達が地域医療を支えているってことがよくわかる。料理界ではあまり聞かないシステムだね。
私があちこちのレストランで料理を作っていたら面白いね。来週はB店でディナーを担当して、来月はC店のランチタイムに出張するとか。どこも人手不足だし。リラダンどうすンのよw 
こういうのは、大きな組織で活躍するシェフが適任ですね。一匹クマの私は自分のことだけでもご覧の通りで、、

7時58分
今朝の読売新聞14面でページをめくる手が止まる。
「ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)」の作り方を目で追った。
赤堀先生は家庭料理に留まらず、レストランでしかお目にかかれない料理も手掛けている。先日、平野レミさんの調理風景も拝見したけど、目を見張るというのはこーゆーことかぁ!と、感心すると同時に笑いも誘い、エンターテイナーだな〜

料理を習う時、基本を教わる事ほど退屈なものはない。教える側が生徒に支持される為には、基本はさておき、誰でもおいしく作れる料理を紹介することが優先される。その業界で活躍する土井さんが見せた Coq au vin は、それらの「なんちゃって料理」とは明らかに違っていた。私が土井善晴さんを敬愛する理由はソコだ。
昨日のテレビで、ソース・オランデーズにマヨネーズを加えている人が「コレがオランデーズソースでーす」って言ってた。困ったね、まったく。

土井さんの Coq au vin はカンペキだった。土井さんは「面倒と思わずに作って欲しい」と。

そのとおりです

土井さんは「豚のレバーを臭いって言うけど、あれは臭いのではなくて香りなんです。牛乳で臭みを取る?なんだそれ」

さすがです

視聴者が求めるものと私の理想はかなりの温度差があるのに、土井さんは双方を納得させてしまう。正しい作り方を視聴者に伝える大切さ。料理の文化をテキトーにしない。他の料理研究家には無い魅力が、土井さんには有ると確信している。是非、

土井さんに Boeuf Bourguignon を解説してほしい。

15時 リハビリ
装具を外して三日目。傍目から見れば患者に見えないけど、左腕を挙げてみろと言われれば「痛ててて」

昨年の5月9日にハシゴから落ちて額を7針縫って、両足の両親指を骨折。やれやれと笑っていたら6月に左肩が痛くて腱板断裂が判明。その後、手術を決断したのが8月17日。主治医の先生と半年近く前から計画し、クリスマスと正月営業を終わらせてから入院と手術。短くまとめるとこんな感じ。

ずっと仕事してないのに、
毎日が充実してるから不思議だ。。

19時15分
看護師さんが部屋に入ってきた。検温の時間である。私はソファに身を預け、スツールに両足乗っけてテレビを拝聴。それを見ている。

私「どーしましたか」

看護師さん「患者じゃないよね(笑)」

装具が外れてるだけじゃなく、まだ風呂に入っていない私はデニムにハイネックのインナーを着てゴロゴロしてた。この画は誰が見ても「宿泊客」

まぁここはリゾートホテルみたいなモンです。

熱いシャワー浴びてきます。痛ててw