31éme

2024/02/15(木)

「初診30円・再診20円値上げ」

読売新聞の1面。
入院患者が負担する食費も、現在の一食460円から490円に上がる。手術入院費とリハビリテーション費も上がる。6月の適用に合わせて室料も上がる可能性はある。

「手術前検査」というのはレントゲン、血液、尿、心電図などが必須なのを知った。患者の身体が手術に耐えられるか、隠れた疾患が存在していないかを確認してから手術の準備に取り掛かる。とゆーことで、人間ドックほどではないが、私はしばらくの間安心していいとゆーことになる。
手術どころか、入院にも縁の無い日々だった。患者としてどう振る舞うか、どうすれば快適な入院生活を送れるか、初めてなりにわかった事ばかり。
私が入院し、廻りを観察して思ったのは、ほぼ全ての患者は言われたまま行動するということ。
一方、私は入院前から、何が駄目で何がオッケーなのかを知るために、入院前説明で看護師さんを長い時間、質問攻めにした。
看護師さんは嫌な顔もせず「なんでも言ってください。患者さんのことを知ることが私達の仕事ですから」
最初にお会いした看護師さんがとても良かった。この人だったから上手くいったと言っても過言ではない。

食事は一日一回。朝食と昼食は要らないけど、ごはんは大盛りに。ベッドは窓際を希望。シャワーは毎日使いたい。
夜は足が冷えるのでホットパック(湯たんぽ)を希望できるのか。枕を二つにしてもらえるのか。

自分の事ばかりじゃなく、病院内のシステムも知りたかった。看護師は毎日代わる。夜勤は夕方から翌日朝まで。ひとつの病棟に対し、6人程の看護師でまかなっている。つまらない用事のナースコールは控えたい。日勤は15人位。土日祝日以外の平日は診察、検査、手術などで医師も看護師も多忙。白衣を着ていれば誰でも構わず呼び止める患者。自分を担当する看護師に要件を伝える気配りが必要。薬の処方は医師しか出来ない。看護師にお願いするのは違う。リネンは看護師ではなく看護助手に頼む。緊急で無いなら午前中に相談する。手続きはクラーク(事務)。入院生活で困ったらソーシャルワーカー。
それらをすべて看護師さん一人に頼むのは別にいい。だが「そういう組織なんだ」と理解している患者と、なんでもかんでもナースコールを使う患者が居るとしたらどうだろう。
そんな私でも、めんどくさい患者の一人には違いない。良かれと思って動いても、裏目に出たことはリラダンでも日常茶飯事。だからといって思い悩んだり遠慮したりしない。嫌われるのも慣れてるから気にしない。

良い患者を演じようとは思わない。

快適な入院生活を送ろうと思ってるだけ。


ミネストローネかぁ