5éme

2024/01/20(土) 
雪が降りそうな週末。まあ降ると思いますけど。

血圧。ジジィのする話題だろ?と思っていましたが、私もそういう年齢になったンだとしみじみ思います。とはいえ、いつまでも若々しいココロとカラダを維持したいし、可能な限り、見た目より少しでも若く見える様にしたい。今のアルファ世代とシンクロしたいとは更々思いませんが、身なりを整え、清潔にし、背中を丸めず、胸を張る。爪は短く切ってあり、アシェット(皿)のような手のひらで素材を包み、歩行は自信に満ちていて、洗いモンをガシャガシャやっつけても、コックコートはシミひとつ無い。それでいて客席に出たりせず、黒子に徹して目を配る。

私の理想とするキュイジニエだね

普段から血圧を計っているわけではないのだが、私の場合、上は140前後なので決して良い訳ではない。で、手術室へ向かう直前、病室のベッドで私の右腕を持って血圧を計る看護師さんに、
私「いくつですか?」
看護師さん「108-91ですね」
私「ひゃくはち!?」
その値はオレが中学生の時か?つーか、
何故このタイミングでこの低さなの?
酒を絶ってるから?
断食したから?
その後、
木曜日「110-78」
金曜日「126-77」

いーねー

そして土曜日の朝。
控えめに「130くらいかなー」とワクワクしていたら、
看護師さん「146です」
私「えっ?」
向かいのベッドのYさんも笑いながら「オレと同じだぁ」
看護師さん「タイミングでまちまちだから、後でまた計ってみましょうか」
私「もちろんです!納得いかないもん(笑)」

20分後に再計測が決まった。

看護師さん「計る前に深呼吸するといいですよ」
私「息止めてた」
看護師さん「それは逆に高くなります(笑)。それと喋ると高くなりますよ」
それだ!!
私は看護師さんが計測する間、喋るのをやめて深呼吸を続けた。
私「スー、ハー、スー、ハー」
看護師さん「出ました」
いくつですか?
看護師さん「126です」
やったぁ!
Yさん「すご〜い(笑)」
「フフ」←ドヤ顔
・・・・・・・・・・
群大病院のお風呂
手術前は身体を洗うように言われる。私はまだ両手が使えたので一人で入った。室内にはあちこちに呼び出しボタンが設置されているのでカギは無い。中は暖かくて水流もたっぷり。正直、自宅の風呂より快適だ。
私は入院する前「シャワーは毎日使いたい」と伝えていた。シャワーは予約制で、一回30分と決められている。介助が必要な場合は、看護師さん達が比較的手伝える平日の午前中が望まれる。一人で入れるのだったら、いつでも利用できる。
私の場合だが、手術当日と翌日は制限された。外科手術だったのと、翌日まで麻酔ポンプが装着されていたからだ。
今日は土曜日なので、要介助の患者はシャワー室を使わない。私も装具を付けてて要介助なンだけど、昨日のシャワーの時、看護師さんから装具の脱着方法を学んだので「今回は一人でやってみたいんですけど、30分で出来るか不安なんです」と伝えたら、
看護師さん「今回、オナベタさんには60分とりましたよ」
私「ありがとうございます!それだけあれば終われます。あのぅ、もし私の前に利用者が居なかったら、フライングして入っても大丈夫ですか?」
看護師さん「いいですよ」
やった!
とゆーワケで15分フライングして実質75分間、シャワー室を独り占めできちゃった。鼻歌こそないものの、ウキウキ気分でシャワー室のドアを閉める。
看護師さんによると、以前はバスタブも有ったけど、危険なので無くしたという。大丈夫。ボクはシャワーで充分デス。
腱板手術の後、身に付ける装具の脱着は細心の注意が必要だ。脇を開けた状態を保ちながら少しずつ、少しずつ外していく。脇を締めると腱板が動くので、硬めのクッションを脇に挟んで、腕は吊る状態を維持する。為に装具があるのである。
医学生が作ったという手製の装具がある。ペットボトルに荷物紐を繋いだだけのモノなンだけど、これがとてもいい。装具を外した代わりに、このペットボトルを脇に挟んで、手術した腱板にストレスを与えない様に固定しながらシャワーを浴びるのです。
片手で身体を洗うというのは時間もかかる。抜糸した箇所は強くテーピングされていて、オペの際にマジックペンで線が引いてあったり、その辺りも丁寧に右手でこする。あまり強く出来ないから気を使う。

シャワー室を使ったのは50分程。慣れれば30分以内で出てこられるかも。また一人で入ってみよう。
明日の日曜日は意外に混んでいる。月曜日に手術を控えている人が多いみたいです。

フランス人は毎日お風呂に入らないっていうけど、

さすがに手術前は入るンだろうね。。