1er

群大病院。4人部屋で、私は入院前に窓際のベッドを希望していた。中庭を望む病棟に重なるように、積もらなそうな降雪を私は眺める。昼食が出ると言われたのだが「要りません」と。元々手術の前日は一日抜こうと考えていたから。

18時半にシャワー室を使った。皆が夕食を摂る時間なンだけど、私は「要りません」と。

ルソーは人間の足描くのが苦手だった。遠近法を無視した画風もシロウトだと揶揄されるよね。

消灯してみんな就寝。私はルソーのミステリーを読む。