Le jour 5 du tour de PAU

5日目のデパール(スタート)はポー。

 

今年のツールドフランスは私の知る道が多くて嬉しい。

 

スタート直後にチームSQ(スーダル・クイックステップ)のヤコブセンが落車。 リスタートするけどチームメイトが気にかけてる。

続いてチームLT(リドル・トレック)のクイン・シモンズも落車。 自転車の部品? あ、サングラスか。サービスカーも停止。 ユニフォームが破れちゃって左足と左肩から出血。 顔をゆがめながらリスタートするシモンズ。 どっちもクラッシュじゃないみたいだけど、なんで転んだんだろう。

 

レース前半、4人が逃げに出て最初のポイント争い。 チームC(Cofidis)のコカールが1位でポイントをゲットし、再び集団に吸収される。 このあと、この日最大の高低差が待つ山岳コースに突入。 坂道を立ちこぎする選手の横を地元の町民が走りながら応援。 スプリントと違って選手と会話ができそうな速度だね。頂上付近は霧がすごくて真っ白の中、チームAD(シトロエン)のフェリックス・ガルが1位で山岳賞。 そしてゴールへ向けてチームBH(Bora Hansgrohe)のジャイ・ヒンドレーがピタッと後ろに付いていく。 

 

ジャイ・ヒンドレーが1位でフィニッシュ。

 

去年のジロ優勝者だったのか。後ろに誰も居ないじゃん。すごいね。

 

今回初のヴィンゲゴー対ポガチャル。 山岳でいきなりのヴィンゲゴーのダッシュにポガチャルは全然追従できず。 どんどん離されて10メートル。 チームの選手も「おーマジか」って感じでヴィンゲゴーを見送ってる。

 

 ジャイ・ヒンドレーが2位のヴィンゲゴーに40秒以上もつけてマイヨ・ジョーヌ。 アダム・イェーツはマイヨ・ジョーヌを脱ぐことになる。 フィリプセンはそのままマイヨ・ヴェール、ガルは山岳を制したのでマイヨ・ポワ。

アダム・イェーツは5位。ポガチャルはマイヨ・ブランを維持して6位。

 

ポーの5日目が終わった。

 

ツール・ド・フランス (Le Tour de France) っていうのがどういう競技なのかというと、

 

「フランス国内を一周」という名の自転車レース。このレースは毎年7月に開催され、23日間21ステージ。二日はインターバル。個人エントリーは不可。チーム最低6人以上。大金が必要なのでスポンサーが付く。最終日に総合得点で順位が決まるンだけど、毎日誰かが優勝し、毎日誰かが入賞する。マイヨ・ジョーヌは総合タイムが最小の選手が身に着ける黄色いユニフォームなので、毎回1位じゃないと着られないわけではない。しかし、ジョーヌに絡んでいないと最終日(総合優勝)にジョーヌを着る確率は下がる。ジョーヌはフランス語で黄色っていう意味。マイヨ・ヴェール(緑色)は総合ポイントが高い選手が身に着けることができるユニフォーム。マイヨ・ジョーヌを着る選手がヴェールと重複しちゃう場合は、2位の選手が繰り上げで着ることになる。マイヨ・ポワ(赤い水玉模様)は高低差のある山岳地帯で一位だった選手が着ることができるので、タイムは関係ない(山岳賞) 。マイヨ・ブランは25才以下の若手選手の中で、総合得点が一番高い選手が着るユニフォームだ。こうして色分けすることで順位が一目でわかる。

 

毎日マイヨが替わることもあれば、そうでない日もある。大怪我したらリタイアすることになるので、キケンなトラックレースの時、リスクを背負ってまで争わないこともある。山岳が得意な選手は高低差のあるコースでポイントを稼ぎ、平坦なロードでスピードダッシュが得意な選手はスプリントでポイントを稼ぐ。

 

選手もチームも無線でやり取りしながら、最善のシナリオを練っている。

 

洗いモンも料理も同じだね。