Encore, juste un peu plus..

11月19日。

サザンが好きで、フランス語をかじったことがある人であればフフッとほほ笑むテーマ。

しばらくの間、コレで呟いてみるか。

 

曇り空だが、晴れ間が覗くと結構暖かい。あんまり着込むと汗ばむ位だ。

着る物が難しい。Tシャツに羊革のジャケットを羽織ってみたらちょうどいい。

定休日のこの日、朝は仕事。火曜日の早朝から仔牛のフォンを火にかける準備。オルビスから仔牛の骨が届くのを待つ間、聴かなくなった音楽CDを整理してみたらざっと100枚超。洋楽、邦楽、ジャズ、シャンソン、、。手元に残そうとしたCDは10枚にも満たなかった。全部処分してもいいんだけど。。

オルビスが仔牛の骨を持ってきたので、納品書にサイン。CDついでに、パソコンの周辺機器に使用する時代遅れのディスクなども全部処分することにした。プリンターや古いOSのリカバリCDなどだ。それらをすべてケースと紙とディスクとに分別する。これだけで30分ほどかかった。

とりあえず、リラダン近くにあるブックオフに音楽CDを持ち込んだ。優しそうな店員さんが、

 店員:「30分、、位はかかります。大丈夫ですか?」

 私:「あ、またあとで来ます。ゆっくりやってください」

整理券を受け取った私は一旦リラダンに戻り、パソコンの周辺機器に使っていたケーブルや部品、ディスクを車に積み、榛名の高浜クリーンセンターへ、、

・・・・・・・

もうすぐお昼の12時。

センターの受付は11時45分まで。それも45分にセンターから出ていかなくちゃいけない規則。午後の受付は13時からだ。移動時間を含めれば、30分どこかで時間を使えばいいだろう。そう考えた私は、行きつけの蕎麦屋「悠水」へ車を走らせる。

ここの店主とは親しいわけではないが、以前、店主の御父上にお世話になっている。日本家屋を得意とする建設会社の社長さんなのだが、私がリラダンの外構をお願いした縁があったのである。その後、御子息のお店で酒を酌み交わしてからのお付き合い。あ、でも当の店主は私を覚えていないのだが、、(微笑)。

悠水に着き、車から降りた私は入口で靴を脱いで一人、席に着いてもりそばを註文。

それほど待たずに蕎麦がくる。ああ店主、腕を上げたね。食べなくても解る。

元々、良い蕎麦を打つのを知っているから来るのだが、私と同じで百発百中じゃないから。でも、いきなり来てコレは、、

毎日同じものを作る大切さを噛みしめる、、 ←感心しきり

蕎麦湯を喉に流し、退店。滞在時間はざっと15分位。蕎麦っちゅうのはササっと手繰ってすぐ帰るのが粋だよね。

その後、目と鼻の先にある産直売り場へ。ここも穴場で、ラディッシュやらレタスやらを購入する。さあ、センターへ、、

高浜クリーンセンターは思いのほか混んでいた。こんなに並んでいるの、初めて見た。

いつもはゲートで車から降りて、高崎市民を証明する運転免許証を提示し、指示されるままパネルのボタンを操作するのだが、この日は車列がすごいせいか、職員の男性が操作パネルの前に立ってどんどんさばいていた。

私は男性に言われるままに車を走らせる。場所に着き、車をバックで停め、荷台から件のゴミを降ろす。帰りのゲートで計量すると合計15kgだった。

そして私は次へ。。

向かったのはジェラート専門店の「Albero」。オトコ一人でスイーツタイム。しょうがねぇでしょ、一人なんだから、、

店内に入る。お店の女性に挨拶をして、さあ、どれを食べようかな・・

・・・・・・・

「ごぼう」「マスカルポーネとラム、マロングラッセ」「森のフルーツミックス」の三種盛りを註文。代金を払って外のテラスへ。

 私:「すげぇ!ごぼうだ!」

真っ白なのに、ごぼう。フルーツミックスはイチゴとブルーベリーとフランボワーズ。マロンとラムもおいしい。

ゆっくり味わったあと、店内へ。

 私:「ごぼう、どうやって作るんですか?」

 女性:「あ、今、作ってる人ここに居なくて、、」

次、

「ココナッツとグラノーラ」「リンゴのコンポート」「紫いも」の三種盛りを註文。代金を払う。

 女性:「ブロガーさんですか?」

 私:「あ、ブログには書きますけどね。でも、フォロワーが千とか数万とか居るのがブロガーですから、私の場合はブロガーとは言えませんね。お店さんの宣伝にはならないので申し訳無い(笑)」

私はそう言い残して外のテラスへ向かう。

 私:「リンゴ、おいしい!」

グラノーラはちょっと口に残るかな。紫いも、色きれい。

ひとしきり楽しみながら、ぽつんぽつんと車が入ってくるのを眺めていると、道の向こうから男性が歩いてきて、

 男性:「廃品回収にキマシタ」

 私:「あ、私お店の人じゃないんですよ。中に言ってください」

オレ、なんでこう、人から声をかけられるんだろう。あはは。

ジェラートは口にやさしく美味しい反面、身体が冷えたのか、少し寒くなってきた。

いろんな想いを胸に、私は車に乗り込む。まさかひとりでここに来るとはね。心も冷えてきた。

・・・・・・・

ブックオフ。カウンターで整理券を提示すると、払戻額は6,570円。まあ、いいか。

お金にならなかったCDも引き取ってもらったから手元にはなんにもないのだが、

現在、時間さえ有れば買い集めたサザンのCDを聴きまくっている。

今更「サザンのファンだ」と言ったらファンの人に怒られそう。

どうにもしようがない。

桑田さんの詩と原坊の声に溺れてしまった。