8ème:「ビストロ」

10月18日。お客様各位:昨日は太田市内の施設で取引先の展示会があり、出席する私料理長が夕方までには高崎に戻って来る必要が有った為、ランチを早く終了しました。ご来店の皆様方には大変ご迷惑をおかけしました。誠に申し訳ありません。

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“ビストロとは庶民が気軽に利用できる食堂のこと” 図録にはこう解説されていた。まあ、その通りである。フジタの描く作品は、ビストロというよりはカフェに近い風景に私は見える。棚にはグラン・マルニエの瓶が確認できる。ほおづえをつく女性はデニムをはいて、なんだか現代風。ビストロというのは20世紀初頭に現れる業態だから、この時代においてもビストロの定義は釈然としなかったのではないだろうか。「ビストロ」の他には「シェ」と名乗る店もあるし、

「ブラッスリー」、「レストラン」、「グラン・メゾン」、「オーベルジュ」、「シャンブル・ドット」、「シャルキュトリー」、「エピスリー」、「ブーシェリー」、「ブーランジュリー」、「パティスリー」、「ショコラトリー」、「ヴィエノワズリー」、「フロマージュリー」、「クレムリー」、「サロン・ド・テ」、「バー」、「コンフィズリー」、「グラシエ」、「マルシェ(シュペル・マルシェ)」、「オテル」、「アトリエ」、「メゾン」、、

経営者の名前を冠した屋号や、その土地の名称(地名)を使ったり、料理名や食材名を名前にしたり、

歴史上の偉人を名乗る店もある。商店は全般に「マガザン」という。

食べ物飲み物を扱う業態はいろいろあるけど、私が思いつくのはこれくらいだろうか。あ、忘れてた。

「キュイジーヌ・フランセーズ」、、

余談だが、群馬では間違った仏語名の店が目に付く。女性名詞に男性形容詞を付けていたりする。一方、感心するのは美容室。屋号で間違ったフランス語を見たことが無い。料理人よりも美容師さんの方がきちんとしてる感じだ。

 

 

つづく