5ème:「雪のパリの街並み」

10月9日。

三連休が終わり、振替店休日の火曜日。相変わらず仕入れと仕込みをやって夜、カフェテーブルでこれを書いていた。環状線は仕事帰りの車列でスゴい渋滞していて、これをボーっと眺めていた。

10月11日。

Gros bisous à vous : Merci bien,C'est très jolies les fleurs . Je vais à 15ème stage au Restaurant L'isle-Adam.   

10月12日。

築地市場の引っ越しで取引が二日間休市。鮮魚の入荷が極端に少なく、豊洲が始まったと思ったら今度は朝の入荷が遅れる事態に。手探りで慣れない新市場の状況に午後入荷が続いていた。にしても、

 私:「"10月11日”が豊洲市場オープンっつーのは偶然なんだけど」

私にとって覚えやすい(微笑)

11日の午後、やはりメトロの鮮魚担当Kさんが、

 Kさん:「お昼前後(の入荷)になるかもしれません」

 私:「じゃあランチ営業が終わってから行きます」

そして12日の朝9時半頃、メトロのKさんから電話が入り、

 Kさん:「今入荷しました~」

 私:「あ、じゃあ今から向かいます」

ランチ前に片付くのだろうか、、

私は早足で車に向かう。エンジンをかけ、メトロへ。

朝の通勤ラッシュが終わっていて、思いのほか早くメトロに到着。鮮魚売り場で活〆の真鯛と瞬〆スズキを1ケース、それと、

 私:「あ!“珠姫”わすれてた」

週末用の生ガキである。まだ粒は小さく、これだったら1ダースはいける、という感じ。早々と駐車場へ。一路、リラダンへ、、

瞬〆スズキ、何がスゴいかって言うと、、

血が一滴も無いのだ。〆ても若干の血は残る。これは船上で素早く神経抜きしなくては、こうはならない。しかもセイゴっつー小ささでこの作業してるってどうよ。職人技だね、カッコいい。

活〆の真鯛も良いし、珠姫もいい。作業が大変ながら、気分上々の私だった、、

珠姫は「大田市場着 水産棟南側駐車場 松栄運輸 気付」。だから9時過ぎに間に合ったのかな?やっぱり豊洲は落ち着いてない様子だ。。

10月14日。

高崎駅西口界隈で「雷舞フェス」。あちこちで通行規制。Uターンを強いられながら通行する私。

関係する方々は日曜日でもお仕事ですね。お休み無くお疲れ様です、本当に。

そういう折、ソワニエのお店がグランドオープンしていた。ランチ営業の後、私は鼻息荒くクルマに飛び乗り、駅前を通ってフェスを知った、、というワケ。ここ上大類町は高崎駅からは離れているので、そういうことに私が疎いだけの話。"びすとろ雷舞”という名で名店が出店している。みんなおいしそー。こりゃウチがヒマになるワケよ。いやいや、ウチはいつもヒマなんだからカンケーないけど。←よく潰れないよね・・

・・・・・・・

本作の英訳は「Paris street in Snow」なので、これを仏語にしてみると、、“La rue de Paris en Naige″ (私訳) 。こんな感じだろうか。フジタは30歳の時、日本に残していた妻と離婚し、フランスで生きる決意をして翌年、フェルナンド・バレーと再婚する。第一次世界大戦で避難していたロンドンからパリに戻ったのが1月なので、この絵はフジタが住み始めた"ドランブル通り5番地”の雪景色なのかもしれない。

 

つづく