4éme:「ジスモンダ」

9月18日の夜11時を廻っている。

書き続けてないとどうにかなっちゃいそう。

ネタを探して書いてる感じだ。普段は書くことたくさんあるのだが、、

気持ちがざわついて疲れてきた。睡魔よ、やってこい。 

半世紀も生きているのに、呆れるほど解ってない。

転んでばかりで、大切な記憶が有るのを忘れそうになる。

これからを大切にする・・

・・・・・・・

幾人もの芸術家をパトロンヌとして支えたサラ・ベルナールが、その中でも飛びぬけて有名にしたのがミュシャ(Alphonse Mucha)

である。その芸術家のデビュー作が、サラの演じた「ジスモンダ」をポスターとして描いたもの。今回の美術展では、サラが米国へ巡業に行った時の、アメリカ版のポスターだ。

原版のフランスバージョンであるポスター上部の“GISMONDA"の文字を切り取り、下部の"Theatre de la Renaissance"を“AMERICAN TOUR"に書き換えている。

1906年のアメリカ巡業での逸話が残されている。「巡業中のある晩、一人の観客が遅れてやってきたのだが、すでに開演中のために入場を拒否される。諦めきれない観客にスタッフの説得は続けられるのだが、ついには観客が拳銃を抜いてスタッフに銃口を突き付け、"フランスの女優様を拝みに300キロも馬に乗ってきた。すぐに中へ入れろ」と脅したのだという。

サラに対する熱狂振りが、米国を席巻していたわけである。

余談だが、本展ではサラ・ベルナールを"パトロン”と評しているわけだが、仏語で「パトロン」は男性の場合なので、サラの場合は「パトロンヌ」が正しい言い方なのでは、、(と思う)。

 

つづく