暑さも和らいだ感がある。
新しい冷蔵庫は意外に気に入った。けども、
ネットで83,000円で販売していたのはショックだった。まあ、ネットで型番検索したらまだ安いんだろうなと
思ってはいたのだが、、。ただ、古い冷蔵庫はあまり猶予が無かったし、急いでいたのは確かだし。逆ヒンジの
在庫が有ったかどうかとか、設置、撤去、その他もろもろ、電話とメールのやりとりに時間を取られたことは
間違いなかっただろう。それに、
Tさんの提示額を私はそのまま信じたし、自分で納得したから。でもやっぱり4万以上も安かったのは愕然とした。
私:「ネットで8万3千円で売ってた(苦笑)」
Tさん:「ああ~!」←どーゆー意味なんだろう(笑)
ネットでは「送料無料」「税込み」と、私の気持ちに追い込みをかける。
Tさん:「ウチはそういう所(外部)に製品を出したりしないんですけど」
私:「でも “メーカー1年保証”とか "新品”とか書いてありましたよ」
Tさん:「うーん。そうですか」
どーゆーことなんだろう。でもホシザキの製品なのは間違いない。私はTさんに対し文句を言ってるワケではないのだと
笑いながら伝えた。ただ、どういう仕組みなのかを知りたかったのだ。時間と猶予が有れば、シナリオも変わったのだ
と思うけど、とにかく、自分で納得して購入した。後からあーだのこーだのと言うのはこのひとりごとだけでいい。
で、私が思うには、前述通りにまず逆ヒンジの製品の在庫が有ったかどうか、無かったら追加のパーツを購入して、
ホシザキのYさんに有料でやってもらうか。自分でやるか。
私:「昔、冷蔵庫は、動かしたら一晩置いてから電源入れるって言いましたよね?」
Tさん:「今はそういうことも考えて設計されているので(すぐ電源入れても)大丈夫ですけど、ただ、確かに
内部のガスが片寄ります。だから冷蔵庫を立てて運んでいます。すぐに電源を入れられるように」
そうなんだね・・
・・・・・・・
古い冷蔵庫の撤去が無料なのか有料なのか、それは問い合わせないとわからない。自分で出来れば安く済む。そういうこと。
結局、購入者によって安く買えるのが世の常である。私の場合は、例えると、クルマを民間で買ったかディーラーで買ったか
というようなものだな。自分の車はネットで買ったんだったな・・
・・・・・・・
お盆で高速道路は大変だというのに、
8月13日の月曜日、私は東京へ車を走らせた。
朝8時半。高崎インターから関越自動車道で東京へ。交通情報では下りも上りも渋滞だと言っていたのだが。
東京への車線はフツーの月曜日のように飛ばせた。むしろ、空いていた。その一方、対向車線はというと、、
だんだん混んできて、とうとうほとんど徐行状態の渋滞。数十キロの様子であった。帰りは覚悟すっかね。。
2時間弱で目的地に到着。お盆なのに。事故も渋滞も無かった。タイムズの駐車場にクルマを停める。
そこから徒歩で約5分。意外に簡単な道程で。時刻は10時40分。
店内に入るとすでにお客さんがいっぱい。しかもすぐそばにレジェンドが居る。ナマで動いてる~!
世田谷の某パティスリーだ。ここは日本最高峰の店。ご子息二人も、巨匠と共にご活躍だ。
長男さんはパティシエだが、次男さんはシャルキュトリーの修業を積まれている。店内にはイート・インスペースがある。
ランチは12時からだ。プラ・ド・ジュール(日替わりランチ)は1,200円で食べられるが、まだ11時前。そもそも次男さんの
シャルキュトリーが目当てだったからいいのだ。まず、席に座る前に、ガラスショーケースに並ぶ料理を観て選択。
キャロット・ラペ、ランティーユのサラダ、タブーレ、パテ・アンクルート、ジャンボン・ブラン、、もちろん全てが
手作りだ。主菜にはジュー・ド・ブフとラザーニャ。ブルゴーニュの白(モノポール)をグラスで。モチ飾りですョ飾り♪
ただでさえ少ない席数である。あっという間にコンプレ。私が席を立つ頃にはいつ空くかわからないのに並ぶ人が、、。
カウンターでマルジョレーヌとカフェを註文。忙しい間を見計らってスタッフと会話。訊きたいこといっぱいあったし。
河田さんも居たし、長男さんと少しだけ会話もできた。
プラ・ド・ジュールはソーシスとジャンボン・ブランを温めて、キャベツをブイヨンで煮て、フレッシュのトレビスが
すんごいたっぷりと添えてある。こりゃあ、コレでおなかいっぱいだな。こういうのがフランス料理ですョ。リラダンも
がんばろ。
話によると、普段はプレ(鶏)を焼いたものが多いのだそう。この日のは珍しいアシェットだという。でも、私はショーケース
内のシャルキュトリが目的だったから。そんなに食べられないもん。いや、ホント。
レジの横に、生ハムのミニチュアをデザインしたブロンズが。訊けば作者さんが寄贈したとか。オレも欲しー。
2週間ほど前に、ガトー・ピレネーを予約しておいた。それを受け取り、店を後にし、クルマに戻る。
帰りは案の定、初体験となるお盆渋滞。数えきれない位何度もクルマを停止。そして襲ってくる睡魔と戦う。
身体のあちこちを揉んでみたら意外に目が覚めた。本庄の手前くらいで渋滞は解消されて、速度UP、、
高崎に到着。その後、高島屋に行ってレンズ豆を購入。すんごくおいしかったから作りたくて。
アイスコーヒーを飲んで、ひと休み。18時過ぎまでまったりとして、リラダンに戻ったのだった。
・・・・・・・
サーモンを塩漬けにした。明日の朝塩抜きして、風乾。その後、冷燻にかける予定だ。週末の分を仕込む。
冷蔵庫が新しくなって、いよいよお菓子を増産したいのだが、棚が足らず、来週に追加納品が決まっている。
タルト・タタンは最近作っていない。今年はリンゴが高いのと、ここ一か月位、作っても註文が入らず、
もういいやって作らなくなっただけのことなのだが、タタン目当てにご来店くださったソワニエに残念がられ、、
すんません。
ペルデュも今作っていない。こんなのリラダン開店以来初めてかもしれないのだが、とにかく、作っても註文が
入らないので。ヒマなのもあるけど。
ブラン・マンジェは作ろうと思う。それと、あと、そうだなあ、、
シュー・ア・ラ・クレーム、作ろうかな・・ ←信じないでください
・・・・・・・
今に限らないのだが、
よかれと思って行動(発言)して、裏目に出る。ほとんどがそう。
せっかくウマいモンたくさん食べたのに。
あ、ダメだ。愚痴ってるオレ。
もう一杯、呑むか。
・・・・・・・
フランスの、歴史ある料理や菓子を食す。しかもおいしい。充分刺激されて帰ってきた。
私は、もう、人の料理や菓子を食して勉強するとか、そういうのは無い。そういう気持ちも持たない。
人間はいくつになっても学ぶことが有るし、勉強も大切である。どういうことかというと、例えると、
画家は自分の絵を描くようになると、模写はしなくなる。そういう感じだろうか。ブリューゲルは例外だが。
お客さんからお金をもらうようになったらなおさらそういうのは無い。だから私は、純粋に愉しむ為に、
人の店へ食べに行く。
レンズ豆のサラダ、マジでおいしかった。作りたくて高島屋で豆を買ってきたのは同じ味を出そうとしているのでは
なくて、自分で作りたくなったから。味の再現も面白そうだけど。あ、どうやって作ってるのかは訊いた。←想像通りだった
同じ味は絶対出ない。だって、ワインビネガーだけでずいぶん味わいは変わるし、同じルセットゥだとしても
作り手が変われば味も変わる。当たり前。
スタッフの女性は、ここの店で一番好きなサラダだという。でもお客さんあまり買わないって笑ってた。レンズ豆は
地味だしね。日本人は豆料理に興味がない人、意外に多い。同意。
そういう、人気が無くても作ってるっていう姿勢はモロに私の考えとシンクロした。
また来なくちゃ。
絶対忘れない思いとして心に残る一日。プライベートとして。
がんばろ。
おわり